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ピレッティ「マテラDB」と「リミニ」を比較|同じマレットでも、選ぶ理由は違う

2026/10/21

ピレッティ「マテラDB」と「リミニ」を比較|同じマレットでも、選ぶ理由は違う

「マレット型のパターを使ってみたい。でも、どのモデルが自分に合うのだろう」

ピレッティのParagon(パラゴン)シリーズを見ながら、
MATERA DB(マテラDB)とRIMINI(リミニ)の2本が気になっている方もいるのではないでしょうか。

どちらもマレット型ですが、設計で重視している点には違いがあります。

マテラDBは、フェースの向きを安定させる設計に注目したいモデル。
リミニは、マレットでもフェースを操る感覚を大切にしたい方が比較に加えたいモデルです。

ただし、この違いだけで相性が決まるわけではありません。
構えたときの見え方や、自分のテンポで動かせるかどうかまで確かめることで、選ぶ理由が明確になります。
今回は、ParagonシリーズのマテラDBとリミニについて、共通する仕様とそれぞれの特徴、打ち比べるときのポイントをご紹介します。


■ マテラDBとリミニの違いを比較

最初に、2本の特徴を整理してみましょう。


比較項目マテラDBリミニ
ヘッドタイプワイドソール型マレット角型マレット
設計上の特徴浅重心とフェースバランスの組み合わせブレードのような操作性とマレットの安定感の両立
注目したい点スクエアな輪郭とフェースの向き自分の感覚でヘッドを動かせるか
試打の入り口向きの調整を意識しすぎず打てるか振り幅やタッチを自然につくれるか

マテラDBは、ヘッドの開閉を抑え、フェースの向きを安定させることを目指したモデルです。
一方のリミニは、自分でフェースを操作する感覚を残しながら、マレットの安定感も求める方に向けた設計です。

ここでいう「操作性」は、積極的に手首を動かすことを勧めるものではありません。
自分が意図した動きやタッチに、パターがどう応えるように感じられるか。
その相性を確かめるための言葉として捉えてみてください。

設計上の特徴は、マテラDBの商品詳細とリミニの商品詳細でも確認できます。


■ 共通するスペックから分かること

2本には、共通する仕様も多くあります。

項目両モデルの掲載仕様
ヘッド素材303ステンレススチール
仕上げサテンフィニッシュ
フェースミーリングネオディープミルド
ヘッド重量365g
ロフト角2.5°
ライ角71°
長さ

32~36インチ(0.5インチ刻み)

グリップカスタム可能

※公式商品ページの掲載仕様に基づきます。注文時は各ページの選択肢をご確認ください。


素材やヘッド重量だけを見れば、同じ条件が並びます。
そのため、「どちらが重いか」「どちらの素材がよいか」という比べ方では、
選ぶ理由を見つけにくい2本です。

そこで注目したいのが、アドレスで見える形と、実際にストロークしたときの感覚です。
数値が共通していても、自分が構えやすいと感じるかどうかは、別に確かめる必要があります。

また、打感を比較する際には、ボールやグリップなどの条件もそろえたいところです。
試打クラブの仕様が異なっている場合、その印象の差をすべてヘッド形状によるものと判断しないようにしましょう。


仕様の詳細:マテラDB/リミニ


✓マテラDBを試すなら、構えた向きへの安心感を確かめる

マテラDBでまず確かめたいのは、スクエアなヘッドの輪郭が、自分の狙い方に合うかどうかです。

ボールの後ろから打ち出す方向を決めても、横に立って構えると、
フェースが違う方向を向いているように感じる。向きを直しているうちに、最初のイメージが曖昧になる。
そんな経験がある方は、打つ前の段階に注目してみてください。

マテラDBをボールの後ろに置き、いつもの手順で構えてみます。輪郭を見ながら方向を定めやすいか。
構えたあとに、ヘッドの向きを何度も変えたくならないか。まずは、その印象を確かめます。

次に、実際に打ってみましょう。
見た目では狙いやすくても、振り始めるとフェースの向きが気になる場合があります。
反対に、動かしてみることで、構えたとき以上に扱いやすさを感じることもあるかもしれません。

試打で知りたいのは、「フェースバランスだから自分に合うはず」という予想が当たるかどうかです。
設計の説明を、そのまま自分の結果に置き換えず、アドレスとストロークの両方で確認していきましょう。

特に、短い距離で向きの調整に意識を使っている方にとっては、比較する意味が分かりやすい一本です。


✓リミニを試すなら、これまでのタッチを出せるか確かめる

リミニで注目したいのは、マレット型を使いながら、自分の感覚で距離を打ち分けられるかどうかです。

例えば、現在ブレード型を使っている方なら、次のような希望があるかもしれません。
「今のパターで距離を合わせる感覚は好き」
「ただ、違うヘッド形状も試してみたい」
「買い替えても、打ち方を大きく変えずに使いたい」
この場合は、今のパターとリミニを交互に打ってみる方法があります。

最初は同じ距離で構え、振り始めの感覚を比較します。
次に少し長い距離へ移り、狙ったところまで転がすために、自然に振り幅を変えられるかを確かめます。

ボールを打つ直前だけ強く押したくなるのか。
振り幅を大きくすると、ヘッドの動きを調整したくなるのか。
それとも、距離のイメージに集中しやすいのか。

こうした点を比べると、「操作しやすい」という言葉が、自分にとって何を意味するか見えてきます。

ブレードからマレットへの変更を考えている方に限らず、今のマレットでタッチを出しにくいと感じている方も、同じ方法で比較できます。
形状を替えること自体を目的にせず、残したい感覚を明確にして試してみてください。


■ 「安定感」と「操作性」は、自分の感覚に置き換えて考える


パター選びでよく使われる「安定感」と「操作性」。
どちらも魅力的な言葉ですが、人によってイメージしている内容は異なります。

安定感と聞いて、大きなヘッドを構えたときの落ち着きを思い浮かべる方もいれば、同じ方向へ繰り返し打ち出せることを考える方もいるでしょう。
操作性についても、フェースの動きが分かりやすいこと、振り幅を調整しやすいこと、距離を打ち分けやすいことなど、いくつかの意味があります。

そこで、試打の前に、次のように自分の希望を具体化しておくことをおすすめします。

・構えたあとに、フェースの向きを直す回数を減らしたい。
・テークバックで、どこへ引くか迷わずに打ちたい。
・距離が変わっても、同じようなテンポで振りたい。
・今のパターで感じているタッチを、次の一本でも生かしたい。

一つに絞れなくても構いません。
ただ、最も気になっていることを決めておくと、2本を比較する基準ができます。

「マテラDBには操作性がない」「リミニは安定性が低い」と、二者択一で捉える必要もありません。
設計で強調されている点を手がかりにしながら、自分のストロークでどのように感じるかを見ていきましょう。


■ 2本を打ち比べる、実践的な試打の手順

1.長さ・グリップ・ボールの条件を確認する

比較を始める前に、試打する2本の長さとグリップを確認しましょう。
可能であれば、同じ条件で比べます。

違う長さや太さのグリップを使う場合は、その違いを覚えておいてください。
「こちらのほうが構えやすい」と感じても、ヘッド形状だけが理由とは限りません。
使用するボールもそろえます。普段使っているボールを試打で使用できるか、店舗や会場で確認しておくとよいでしょう。

2.短い距離で、狙いと打ち出しを見る

最初は、できるだけ平坦な場所で、無理なく狙える短い距離から比べます。
ここではカップに入ったかに加え、決めた方向へ打ち出せた感覚があるかを確認します。
構えてから打ち始めるまでに、どちらのモデルで迷いが少なかったかも振り返ってみてください。
一球ごとにアドレスを解き、同じ手順で構え直すと、続けて打つだけでは気づきにくい違いも見つけられます。

3.距離を伸ばし、止まった位置のまとまりを見る

次に、少し長い距離を打ちます。
数球ずつ転がし、目標よりどの程度手前や奥に止まったかを見てみましょう。
一球だけぴったり寄った結果よりも、複数のボールがどのようにまとまったかを比較します。
同時に、自分が強さを調整するときの感覚も確認します。
振り幅で対応できたか、インパクトの直前に力を加えたくなったか。
結果と感覚をセットで見ることが大切です。

4.打つ順番を入れ替えて、もう一度比較する

最初に打ったモデルでは、その場所の速さに慣れていなかった可能性があります。
また、後から打つモデルのほうが、距離感をつかめていることもあるでしょう。

マテラDBからリミニへと比べたら、次はリミニからマテラDBへ。
順番を入れ替えて確かめることで、最初の数球だけの印象に偏りにくくなります。


5.今のパターに戻り、変わった点を整理する

持参できる場合は、最後に現在のパターも打ってみてください。
新しい2本では気にならなかったことが、今のパターでは気になるのか。
逆に、使い慣れた一本に戻ると、タッチを出しやすいと感じるのか。

この比較まで行うと、「どちらがよかったか」だけでなく、「今の一本から何を変えたいか」が明確になります。
買い替えを判断するうえでも、役立つ情報になります。


試打の感想は、短い言葉で残しておく

打ち比べた直後は違いを覚えていても、時間がたつと「どちらもよかった」という印象だけになりがちです。
次のような表に、短くメモしておくと整理しやすくなります。

確認すること    マテラDBのメモ    リミニのメモ
構えたとき、方向を定めやすかったか        
振り始めに迷いがなかったか        
短い距離で狙いどおりに打ち出せたか        
長い距離で強さを合わせやすかったか        
ミスしたとき、どのように外れたか        
今のパターから残したい感覚はあったか

        
点数をつける必要はありません。
「構え直さずに打てた」「長い距離で押したくなった」など、自分の言葉で十分です。

好みの外観と、打った結果が一致しないこともあるでしょう。
その場合も、すぐにどちらかを諦める必要はありません。
長さやグリップの違いがなかったか、試打した距離に偏りがなかったかを確認し、
必要に応じてフィッターへ相談してみてください。


■ マテラDBとリミニについて、よくある疑問


・初めてマレットを使うなら、どちらがよいですか?
→現在のパターで何を変えたいかを基準に、試す順番を決めてみましょう。
構えた向きやフェースの動きが気になるならマテラDB、
今のタッチを生かしながらマレットを試したいならリミニが、比較の入り口になります。
ただし、どちらの場合も、もう一方を打つことで自分の好みが分かることがあります。
初心者向け・上級者向けという区分だけで候補を狭める必要はありません。


・ショートパットとロングパットで、好みが分かれたら?
→まず、どのような違いがあったのかを整理しましょう。
短い距離では狙いやすいが、長い距離では力が入るのか。
長い距離のタッチは合うが、短い距離では構えに迷うのか。

苦手な距離だけで決めず、ラウンド全体で使うことを考えて比較します。
仕様や構えの確認で改善できる部分がないかも、相談したいポイントです。


・プレミアシリーズの同名モデルとも、同じ比較でよいですか?
この記事は、Paragonシリーズの2本を対象としています。
同じモデル名でも、シリーズが異なる場合は仕様を個別に確認してください。
比較するときは「マテラDB」「リミニ」という名前に加えて、どのシリーズの、
どの仕様を打っているかまで把握しておくと安心です。


■ 自分が納得できる「選ぶ理由」を見つける


マテラDBとリミニを比べる楽しさは、同じマレットという分類の中から、
自分が求めている感覚を見つけられることにあります。

「構えたあとに、迷わず打ち始められた」
「距離を変えても、自分のテンポを保ちやすかった」
「今まで大切にしてきたタッチを出せた」

そんな具体的な理由が見つかれば、一本を選ぶ判断にも自信が持てるはずです。

秋のラウンドに向けてパターを見直すなら、ぜひ2本を同じ条件で打ち比べてみてください。
短い距離の狙いやすさと、長い距離のタッチ。その両方に、自分との相性を知る手がかりがあります。

モデル選びや長さ、グリップに迷ったときは、ピレッティジャパンの公式LINEへ。
今使っているパターや、試打で感じた違いをお伝えいただくと、ご相談も具体的になります。





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