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素材が変わればフィーリングも変わる。303SS・GSS・11L17を徹底解説 【深堀り #6】

2026/06/23

素材が変わればフィーリングも変わる。303SS・GSS・11L17を徹底解説 【深堀り #6】

これまでの深堀り記事では、

削り出しパターとは何か
ミーリングの役割
打感と打音の関係

など、パターのフィーリングに関わる様々な要素について解説してきました。

そして今回取り上げるのは、「素材」です。

パターの打感は素材だけではなく、
ヘッド形状や重量配分、フェースミーリング、
さらには打音など、様々な要素が複雑に組み合わさることで
最終的なフィーリングが生まれます。

その中でも素材は、パターの個性を形づくる重要な要素のひとつ。

今回はピレッティパターで主に採用されている

303SS(ステンレススチール)
GSS(ジャーマンステンレススチール)
11L17(マイルドスチール)


この3つの素材について深堀りしていきます。



303SS(ステンレススチール)


現在、削り出しパターにおいて最も広く
採用されている素材のひとつが303SSです。

高級削り出しパターの代表的な素材として知られており、
ピレッティの多くのモデルにも採用されています。

では、なぜ303SSがこれほど多くの削り出しパターに
使用されているのでしょうか。

その理由のひとつが、

「被削性(ひさくせい)」

の高さにあります。

303SSは、加工のしやすさを高めたステンレス素材であり、
精密な削り出し加工との相性に優れています。

CNC加工との相性

303SSは削り出し加工に適した素材のため、

精密なヘッド形状
シャープなエッジ表現
複雑なネック形状
フェースミーリング


などを高い精度で表現することができます。

削り出しパターに求められる繊細な造形を実現する上で、
大きな役割を担っている素材です。

・フィーリング設計の自由度

303SSは加工精度の高さだけでなく、
フィーリング設計の自由度の高さも魅力です。

フェースミーリングやヘッド設計との組み合わせによって、
多様なフィーリングを表現しやすい素材として知られています。

・優れた耐食性

303SSはステンレス素材のため、
日常使用において高い耐食性を持っています。

もちろんメンテナンスは必要ですが、
比較的扱いやすく、美しい状態を
長く保ちやすいことも魅力のひとつです。

303SSは、

加工精度
フィーリング設計の自由度
メンテナンス性


のバランスに優れた素材であり、
現代の削り出しパターを支える代表的な素材と言えるでしょう。



GSS(ジャーマンステンレススチール


ピレッティでは、ツアーオンリー ハンドスタンプモデルにのみ
採用されている特別なステンレス素材です。


・GSSとはどのような素材なのか

GSSは「German Stainless Steel」の略称で、
その名の通りドイツ由来のステンレス素材として知られています。


一般的には、高い品質管理のもとで製造された
高品質なステンレス素材
として認識されており、
多くのパターファンから特別な存在として支持されています。

流通量が限られていることから希少性も高く、
その価値を支える要素のひとつとなっています。


・GSSが持つ独特のフィーリング

GSSは、そのフィーリングについて
語られることの多い素材でもあります。

一般的には、

密度感のある打感
落ち着いた打音
上質なフィーリング


と表現されることが多く、
愛好家の間でも高い人気を誇ります。

もちろんフィーリングはヘッド設計や
ミーリングによっても大きく左右されますが、
GSSならではの魅力に惹かれるゴルファーが多いことも事実です。


・GSSが持つ物語性

GSSが特別な存在として語られる理由は、性能面だけではありません。

長年にわたり削り出しパター文化の中で
受け継がれてきた歴史やストーリーも、
その価値を支える大きな要素となっています。

素材そのものの魅力に加え、その背景にある物語もまた、
GSSが多くのゴルファーを惹きつける理由のひとつ
と言えるでしょう。



11L17(マイルドスチール)


11L17(イレブン・エル・セブンティーン)は、
削り出しパターにおける代表的なマイルドスチール素材のひとつです。

303SSやGSSが精密さや洗練されたフィーリングを
特徴とする素材だとすれば、
11L17はどこか温かみを感じさせる
クラシックな魅力を持つ素材と言えるでしょう。


削り出しパター文化を語る上で欠かすことのできない存在です。

・11L17とはどのような素材なのか

11L17は低炭素快削鋼の一種です。

切削加工に適した特性を持ち、

美しい切削面
高い加工精度
繊細なミーリング表現


を実現しやすい素材として知られています。

・柔らかなフィーリング

11L17が支持される大きな理由のひとつが、
そのフィーリングです。

一般的には、

柔らかく感じられる打感
落ち着いた打音
心地よいフィードバック


と表現されることが多く、軟鉄系素材ならではの
魅力として支持されています。

・ミーリングとの相性

11L17は加工性に優れているため、

深いフェースミーリング
繊細な切削表現
シャープな輪郭形成


などとの相性も良好です。

長年にわたり多くのクラフトマンに選ばれてきた理由のひとつでもあります。

・経年変化を楽しめる素材

11L17はステンレス素材ではないため、
使用環境やメンテナンス状況によって表情が変化していきます。

そのため、多くの愛好家はパターを育てるような感覚で、
その経年変化も楽しんでいます。

長く付き合うことで生まれる味わいも、
11L17ならではの魅力と言えるでしょう。


まとめ


いかがでしたでしょうか。

今回はピレッティパターで主に使用される

303SS
GSS
11L17

の3つの素材についてご紹介しました。

303SSの完成度と扱いやすさ。

GSSの希少性と特別感。

11L17のクラシックな魅力。


それぞれに異なる個性があり、
どれが優れているというものではありません。

大切なのは、ご自身の感性やフィーリングに合ったパターを選ぶこと。

素材もまた、パター選びを楽しむための重要な要素のひとつです。

ぜひ次にパターを選ばれる際には、
ヘッド形状やデザインだけでなく、
どの素材から削り出されているのかにも注目してみてください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

まだまだピレッティには深堀りできる魅力がありますので、
また次回もお楽しみに。


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