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【ピレッティジャパン社長】 笹生優花プロのために生まれた世界一のパター。エリート ポテンザ GSS誕生秘話【第2話】

2026/06/22

【ピレッティジャパン社長】 笹生優花プロのために生まれた世界一のパター。エリート ポテンザ GSS誕生秘話【第2話】


【全4話】笹生優花プロとPiretti|全米女子オープン優勝までの軌跡

第1話 笹生優花プロとの出会い
第2話 エリート ポテンザ GSS誕生秘話
第3話 笹生優花プロ躍進とPiretti
第4話 全米女子オープン優勝と世界一のパター

2017年6月、日本女子アマチュアゴルフ選手権が
開催された奈良のゴルフ場で、
私は再び笹生優花選手とお父様にお会いしました。

その日、複数のPirettiパターを持参し、
練習ラウンド後に試していただく
機会をいただきました。

実際にパッティングする姿を見ていると、
豪快なドライバーショットで圧倒する印象とは、
また違う魅力がありました。

力強さの中に繊細さがあり、
ひとつひとつのストロークに高い集中力を感じます。

その姿を見ながら、

「こういうアスリートゴルファーにこそ、
Pirettiのパターを使ってほしい」

と強く思ったことを、今でも覚えています。

数本のパターを試していただく中で、
優花選手が特に気に入ってくれた1本がありました。

それは、試打用として持参したパターではありません。

Piretti創設者であり
CEOのマイク・ジョンソンから譲り受けた、
私自身のパターでした。

ジャーマンステンレス製の「Capri」。

365gヘッドにディープミーリングを施した、
削り出しパターです。

優花選手はそのパターを打った瞬間、

ヘッドの重みといい、フィーリングがすごくいいです

と、笑顔で話してくれました。

私は迷うことなく、
その場でパターをお渡ししました。

その後、優花選手は海外の試合でも
そのPirettiパターを使い続けてくれました。

私も、日本で試合に出場される際は、
できる限り会場へ足を運びました。

そしてキャディバッグの中にPirettiのパターが
入っている姿を見るたびに、本当に嬉しく、
誇らしい気持ちになったものです。

そんなある日、優花選手から
パターについて相談を受けました。

打感やフィーリングは今のままがいい。

でも、構えた時にもう少し安心感が欲しい。

それと、少し丸みがあって柔らかく
見えるヘッドを試してみたい。


当時使用していたパターは、
シャープな印象のブレードタイプ。

確かに、優花選手が求める
イメージとは少し違っていました。

しかし当時のPirettiには、
その要望を完全に満たすモデルは
存在していませんでした。

それでも私は確信していました。

「この選手は、必ず世界で戦う選手になる。」

まだ16歳のアマチュア選手でしたが、
その才能は誰の目にも明らかでした。

そこで私は、優花選手の希望をアメリカ本社へ伝え、
新しいパターの開発を依頼しました。

すると、マイクはすぐに了承。

そこから、笹生優花選手のための
理想のパター作りが始まります。

柔らかく見える、丸みを帯びたヘッド形状。

構えた時に安心感を与えるワイドソール。

365gのヘッド重量。

そして、優花選手が気に入っていたディープミーリング。

何度も改良を繰り返しながら、
理想の形を追求していきました。

そして完成したのが、

Piretti Elite Potenza GSS

でした。

当時の私は、ただ優花選手に
喜んでもらえるパターを作りたい一心でした。

しかし、その時はまだ知る由もありませんでした。

このパターが後に世界最高峰の舞台で勝利を支え、
笹生優花選手の全米女子オープン優勝という
歴史的な瞬間へとつながっていくことを――。

【第3話へ続く】
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